霞野荘の十怪

ひとりでにつくラジオ

▽▼解説▼▽

ある部屋には、電池の入っていない「古いラジオ」が放置されている。
深夜になると、ひとりでに電源が入り、ラジオ番組が流れてくる。
時折、ぼそぼそと何かを話す男の声が混じることもあり、
それは恋人に捨てられた、住人男性の恨み言だという。

▽▼体験談①(10代男性)▼▽

落書きしても平気だろうと思って、ツレと二人で霞野荘へ行きました。
壁にスプレーで落書きしていると、どこからか小さくラジオ番組が聞こえてきたんです。
他にも誰か来てるのかと思って、建物の中を見て回りましたが、誰もいませんでした。
ラジオのうわさを知ったのは、家に帰ってからです。

▽▼体験談②(30代男性)▼▽

廃墟探索の生配信をするため、霞野荘を訪れました。
配信中、ラジオの音が聞こえてきたので、カメラを持って部屋に入りました。
最初は音楽番組だったのですが、急に男の話し声が聞こえ始め、
カメラの映像が乱れたかと思うと、そのまま配信が切れました。
持ち帰った録画データも完全に壊れていて、その日の映像は確認できませんでした。