霞野荘の十怪

鏡に映る人影

▽▼解説▼▽

ある部屋には、古い姿見が置かれている。

鏡をのぞき込むと、背後に「見知らぬ青年」の姿が映ることがある。
振り返ってみても、そこにあるのはひび割れた壁だけ。

その青年は、かつてその部屋で暮らしていた引きこもりの住人。
心を病んだ彼は、ある日を境に姿を消し、今も行方は分かっていない。

▽▼体験談①(20代男性)▼▽

面白半分で、深夜に例の鏡を覗いてみました。
そうしたら、本当に若い男が立っているのが見えたんです。
フード付きのパーカーを深くかぶっていて、顔まではよく分かりませんでした。
慌てて振り返りましたが、部屋には誰もいませんでした。

▽▼体験談②(20代女性)▼▽

知る人ぞ知る心霊スポットだと聞いて、友達と二人で霞野荘へ行きました。
私は鏡を覗いても何も見えなかったのですが、
友達だけが「男の人が映ってる」と大騒ぎしていました。
私は何事もなく帰れたんですが、友達は帰り道に交通事故に遭い、腕を骨折しました。