霞野荘の十怪

開かずの間

▽▼解説▼▽

ある部屋には「開かずの間」が存在していたという。
当時、その部屋には親子3人が暮らしていたが、怒鳴り声の絶えない日々が続いていた。
母親は酒を飲んで荒れるたび、その開かずの間に息子を閉じ込めていたという。
そんなある日、母親が倒れたことで、息子は閉じ込められたままになり……。
母の霊は今も、息子を開かずの間に閉じ込めようと、霞野荘を彷徨っているという。

▽▼体験談①(40代男性)▼▽

某オカルト雑誌のライターとして、霞野荘を取材しました。
アパートが廃れていった原因の一つと聞き、例の部屋も見て回りましたが、
肝心の「開かずの間」は見当たりませんでしたね……。
もしかして、私に霊感がないから、入り口が見えなかっただけでしょうか?

▽▼体験談②(10代女性)▼▽

友達に無理やり連れて行かれて、霞野荘へ入りました。
私は昔から霊感があるんですが、建物に近づいた時点でもう嫌な感じがしてて……。
部屋の前まで来たとき、ドアの隙間から女性の霊が見えたんです。
その時、耳元で「入れ……入れ……」と聞こえて、思わず走って逃げました。